でも、数が苦手だと思っている人に対して、少しでも苦手意識が無くなる手助けが出来るような記事が書きたい!ということはずっと心にあって、今回ようやく時間が出来たので、再び投稿をしていきたいと思っています。
「覚えちゃおう」がこのブログの主なメッセージなのです
ところで、いくつか記事を読んでくださった方ならお分かりかと思いますが、私のブログにおける主なメッセージのひとつは、
「瞬時に処理できないものは、技術として覚えちゃったらいいんだよ♪」
ということです。
このブログの記事のひとつに、「繰り上がりのある足し算を覚えよう」、「繰り下がりのある引き算を覚えよう」というものがありますが、これも、地道に、いわゆる「さくらんぼ」方式の計算を頭のなかで繰り広げようとすると非常に時間がかかります。
原理は分かっているけれど、処理に時間がかかる、時には処理に時間がかかるために途中でミスしてしまい、間違ってしまう、
ということが多々あります。
そこで、「原理、仕組みが分かっているのであれば、そこはもう“技術”として、計算時の数の組み合わせと得られる答えを、覚えてしまう」ということを提案しています。
繰り上がりのある足し算も、繰り下がりのある引き算も、数の組み合わせを覚えてしまえば計算スピードは格段に速くなります。何なら耳で聞いたときにも暗算できるようになります。
個人的に「暗算」とは、暗記しているものを組み合わせて答えを導く、すなわち「暗記算」と言ってもいいのではないかと思っています。
そんな考え方から、このnoteでは、数について、覚えておくと便利なことを、
というレベルの人ではなく、
というような方々に向けて発信するイメージを持って、発信しています。
ちなみに、どんな「数に強くなる!」的な本を読んでもぜんぜん響かない、「そうじゃねーんだよ…」、というような虚しい感覚は、こんちゃん自身もよく分かっているので、またこのことについての記事も書きたいと思います。
長くなりましたが、そろそろ本題に入ります!
これを覚えてから一気に計算スピードが上がった「繰り上がりのある2ケタ同士の足し算パターン」
言いたいことはすべて上のタイトルに表現されていますが…
繰り上がりのある1ケタの足し算を覚えると、まず計算の困難さが1段階ラクになることを実感された方も多いと思います。
今回は、その応用編とでも言うべきもので、「2ケタ+2ケタ」の時にも覚えておくと非常に計算がラクになる技術をお伝えしたいと思います。
まずは、そもそも「繰り上がりのある2ケタ同士の足し算」とはどういう状況なのかということについて。
たとえば「11+15」なら…抵抗なく計算できると思います。なぜなら、一の位も十の位も、繰り上がりが発生せず、そのまま足せば出来るからですね。
これが、「16+18」になるとどうでしょうか。十の位同士を足して20になるのは良いとして、一の位の6と8を足すと…えーと、14になりますが、これは繰り上がりが発生するので、暗算でやろうとすると、計算に苦手意識のある人は混乱するはずです。筆算じゃないと無理、みたいな。これが「繰り上がりのある2ケタ同士の足し算」です。
しかしながらそんな繰り上がりのある2ケタ同士の足し算にもパターンというのが存在しておりまして、今回はそれを覚えちゃおうという記事です。
こんちゃんがこれを実践するようになったきっかけは中学時代、数学の問題を解く(とりあえず取り組んではいたんですよ!)ときに出てくる、こまごました足し算をするとき…
「17+18…えーと…(地道に鉛筆で書いて)…35…ってあれ…?そういえば、1○(じゅういくつ)+1○(じゅういくつ)のときって、繰り上がりがあると3○(さんじゅういくつ)になることが多くない…?」
って、ふと、思ったんです…。
それがきっかけで、あるとき、2ケタ同士の足し算のパターンを思いつくままに書き出して、それを覚えてみようということで、実践してみたら、
むちゃくちゃ足し算がラクになった!!!
のです。
ということで、その2ケタ同士の足し算のパターンをご紹介します。
ちなみに今回、答えも2ケタのままであるものに絞って紹介します(16+18=34、など)。
答えが3ケタになってしまうものを加えると、多すぎて覚えようという気にもなりませんし、答えが2ケタになるものを覚えるだけで、ほかのケタの多い数の足し算にも応用が利くからです。
また、繰り上がりのない組み合わせもあわせて載せたほうが、全体を把握できると思うので、載せております。
ホントに計算スピードが違ってくるので、ぜひ覚えてみてくださいね。
得られる答えごとでまとめています。
「繰り上がりありパターン」の時の、十の位はそれぞれいくつか、というのを意識してみてください。たとえば上の場合、繰り上がりありのとき、「1○+1○(じゅういくつ たす じゅういくつ)」は「3○(さんじゅういくつ)」になるんだな、という具合です。
パターンが使えるときと使えないとき。使えないときは別のパターンで。
これはたとえば、
「137+149」のような計算をするときに、
「37」と「49」の部分だけを上記のようなパターン暗記で処理することもできます。
一方、
「157+288」みたいな計算のときは、
「15」の部分と「28」の部分で「43」(430)、残りの「7」と「8」の合計が「15」だから合わせて445、と処理したり(430、という数を覚えておきながら7+8の計算を行う必要はありますが)。
そして、
「386+865」
のような計算のときは、この手法は使えないことになります。
上2ケタの「38+86」も、下2ケタの「86+65」も、上記のパターンにあてはめることが出来ないからです。
この場合は、「繰り上がりのある足し算」パターンが役に立ちます。
と、このように、いくつかパターンを覚えていくと、「この場合はあれが使えるかも!」などと、いろいろなツールを組み合わせて数に向きあうことができるようになります。まさしく「暗記算」です。
おわりに
いかがでしたか?
1ケタ同士の繰り上がりあり足し算、繰り下がり引き算のパターンとあわせて、これらのパターンも覚えておくことをおススメします。
頭の中に定着させるのに時間がかかるかもしれませんが、覚えてしまうと感覚的に数の処理ができるようになり、計算がめちゃくちゃラクになります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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